兵庫県警のホームページによると、侵入犯罪の58%を「ガラス破り」が占め、鍵を破る「ピッキング」「サムターン回し」は17%に止まっています。
これは、昨今の鍵メーカーの努力などによって、鍵のシリンダーの防犯性能が向上したことも一端となっていることと思われます。
それに対して、ガラス破りなどのように単純に破壊して侵入する、また、資料にありませんが、ドアに対する「バールこじ破り」等が流行しています。
犯罪の単純化、凶悪化が進んでいるのです。
そういった破壊に対しては、以下のような対策が有効かと思います。
「空き巣は侵入に10分以上手間取ると犯行をあきらめる」ということを踏まえ、
・窓ガラスは強化ガラス、又は面格子を取り付ける
・防犯フィルムの設置
・錠やドアなどはCP規格適合商品にする
等の「破壊対策」
また「空き巣は人の目や音、光を嫌う」という習性を利用し、
・振動に反応して音を出すセンサーやライトを設置
・塀や植栽を低くして周りから見やすくする
・ベランダの見通しを良くする
等の「音や光、視線」による対策が有効です。 |